ヨロシクメカドック GS400 

エンジン修理のちょっぴりマニアックな独り言
写真はスズキのGS400という30年近く前のオートバイのエンジン内部。
空冷2気筒。排気音が独特のツインサウンドで今のバイクと比べたらずいぶん細めですが、今でも人気者でなかなか渋いバイクです
今日はこの車両のエンジンの修理を行いました。
うちでも何件か同じ症状の修理を行ったことがあり、その他でもこの車両のウィークポイントだと良く耳にします。
その場所はカムシャフト。人間で言う肺の横隔膜??
混合気を燃焼室に入れたり、今度は燃焼終わったあとの排気ガスを外に出す為に、弁を開け閉めする為の機構。そのシャフトを抑えつけているの部分、下の写真のシャフトの端っこの部分(カムシャフトジャーナルって言います)が弱いらしいくここがかじってしまう(油膜切れ等でガリガリになってしまう)ことが多いんです。金属と金属の間にオイルが入り油膜を作り、高速回転でも金属同士が磨耗しないように、オイルがベアリングの役目をするんですが、どーもこの車両はここが弱いんです
そこで当店で行った修理がガリガリになった部分に硬質クロムメッキを掛け再生する方法です。そうすることで磨耗した部分も再生でき、さら元の状態より表面が硬くなる為かじりにくい。
この車両に乗られている方で、エンジンのヘッド部よりカタカタ音が出てきたら、カムシャフト怪しいです。特にこの車両に社外オイルクーラーを付けるとヘッドに十分な油圧が掛からない為カムがやられ易いです。


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こんな修理も承りできます

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